明日はどっちだ?
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UNCHAIN DAYS クラスノヤルスク〜ノボシビルスク〜オムスク
2011.09.27 Tuesday
観覧の皆様、こんばんは。
最近はロシア語を少し理解してきました。
もちろん、話せないけどね。
今の所、こてこてのラーメンを夜中にずぞぞっ、てしたい欲望以外は日本が恋しくありません。
おかげで10キロ近く痩せましたね。
さて旅の続きを。僕の安否確認の意を込めても更新の義務はあります。
クラスノヤルスクの看板が見えた頃、たて続けのキャンプから血走っていた。
「お湯が出るシャワー、ちょっと酒、安眠」
情けない、全く持って、今考えても情けない。
んなもん、無くたって生きていけるには違いない。
たった2日、しんどいキャンプが続いただけでこれじゃ、まだまだ情けないギリギリ昭和世代を代表してますね。
話は少し逸れるけど、興味深い話を最近聞きまして。
「旧ソビエト世代とロシア世代、昭和全盛世代と平成世代は同じようなものだ。」
極論から言うとロシア世代になるとあまり酒は呑まないそうです。僕らが思う「ロシア人、ウォトカ、しょっちゅう酔っ払い」、これは「日本にサムライまだおるんけ?」みたいなもんだとか。
そんで仕事は卒無く。ただ、心の裏側までは簡単にさらけ出さないとか。
「近頃の若いもんは〜…やるじゃねえか…」な感じ?
でも、なんだかな〜。仕事を卒無く(結局僕はうまく出来なかったから、今こんなに楽しいんだけど)、は、迷惑かかんないから良いかもしれないけど、良い人ぶって手の内見せないのはやはり悪だよね。それでも「はいわかりました」と言えなかった僕は仕事の出来ない人間でしょうが、今更道間違ってない。血尿でても病院行かせてくれないぐらいなら。なんてね。
出世したとたん冷たくなった人。都合よく扱う為に餌付けする人。まぁ、こんな人達、このアホにすら手の内読まれてますよっ、て。
一緒に仕事をするという事で、いつからクリーンな人間関係が築けなくなったんでしょうか。そう考えてしまうのは僕が屈折したからか?
こんな事言うからつかえないとか、生意気、とか言われたんだろうけど、今は知ったこっちゃねえよ。
おっと、話が逸れた。
ここはこんな批判を載せる場所なんかじゃないよね。僕は人並みに陰険なんで悪しからず。
並ぐらいのホテルにインしてオートバイの隠し場所を指定してもらい、近くのマーケットへ行こうとする。
晩御飯と次のキャンプのために、食料を買い出す、予定がチェックインして横になったら朝まで眠った。
連日の苦行で汚いのは僕だけじゃない
翌朝7時、暗いけど発艦(なりさん、これ好きなんで使わせてもろて良いですか?(笑))
パッキングは日に日に早く、慣れればどって事ない。
ロシアは大きな市街地に入れば暖かいのですが、またもや幹線道路に入ると気温が一気に下がる。
ツンドラのホリゾンタルから緑地、昔地理で習ったやうなコルホーズやらソフホーズやらを見ながら。
ロシアではお米も作るそうだが、田園など西の地区まで走っても見当たらない。ま、良いけど。
日差しも気持ちよく、またもやキャンプ。野営地も探しやすくなってきた。
大きな転倒すらしてないけど、野営地探しはいつも命懸け。明日に繋がると思うと真剣。
この日は良い場所が見つかり、久々に凍えず朝まで快眠。
日の出前に撤収してあと400km、ノボシビルスクへ。
走れど走れど吸い込まれるような直線。ノボシビルスクはロシアでも三番目に大きい都市だと「地球の彷徨いかた」に書いていた。
ほど無くして到着。
街中にも大きな幹線道路。なんだか、首都高というよりは新御堂のやうな。
「地球の彷徨いかた」に書いていた安宿を探す。が、見つからない。走れど走れど大きな街に吸い込まれて行く。
少しでも良い、英語が通じそうな人に声をかける。
が、この人英語わからず。しかし、親切な事に英語の通じる同僚を呼んでくれた!
同僚「なになに?ここへ行きたいのか?」
僕「そう、そうなんです!」
同「じゃあ、おれについてこい!」
やったー!やったやった!
…と思ったのもつかの間。
ここ、なんもないやん!
同「自分、どっから来たんや!?」
僕「JAPAN!」
彼はおぉー!といい握手!
別れ際に「がんばれよー!」
が、ここ、違うって(笑)
がんばれよー!は、「おれわからんから自分で探してやー!」な意味?
ぬぬ…わかった。ここまで来たらロシアも半分。なんとかしたるわい!
そこから走る事五分、宿のマークを発見。
ウホッ!Wi-Fi書いてるやないか!
すんなり泊めてくれるし、Twitterで知り合ったイマイさんがわざわざ送って下さった地図に入っていた割引券のホテル
(たまたまだけど、ぼくはついてる!)だったし、
バイクは倉庫に鍵付きだし、フロントは英語が通じる人も居るし、何よりすんなり泊めてくれるし、最高じゃないか!やったね!
しかし、Wi-Fi使えず。なんだか調子があまりよ無くないんだとか。そこそこ綺麗だし、何よりすんなり泊めてくれるから(こればかりはね…)いいんじゃねえかと割り切り、またもや直ぐ就寝。
翌朝、日の出ぐらいに目覚め。
さっさと撤収。オイルとバイク屋探し。
この日でバイクは6200km走っていた。オイルはちゃんと替えなきゃ。なんせ、ちょっとシリンダーを拡張してるだとか。
フラフラ走るが見付からず。まぁ、休むかと中心の広場。
路上Wi-Fiで安否の確認終えた頃、ランドローバーに乗る男が声をかけてきた。
「おぉ〜イポニなんとか!」
と言いながら握手。
でも何言ってるかわかんねえ!
ついでだから聞いたれ!
僕「お兄さんこの辺のバイク屋しっとるか?」
兄「おぉ?んん?ちょっとまて、電話で友達に聞いてみるわ」
……
しばらくして、この兄貴の同僚の男!
同「オレちょっとだけ英語話せるよ!どこ行きたいん?」
僕「バイクは行きたいねん。しらん?」
兄「あぁん?いま電話で友達に聞いてる所やがな!!(憶測」
しばらくして兄貴が電話を切って同僚に話す。
同「ここもどって700m!近くにあるよ!」
僕「おぉ〜!どうもありがとう!センキューベリーマッチ!スパシーバ!」
彼等は仲良く去って行った。
「同僚」は英語が話せるらしい。ここは都会。良い確率だ。
そしてエンジンに火を入れ出発。
…閉まってる!
時間は昼の11時。バカな!
仕方ないから他を当たろうと彷徨う。
ABTO(アルファベットだとAUTO)の文字が書いてる場所にて聞き込み。
がっ…ダメっ…。まず言葉も通じる気配がない。
一件間違えてパリダカファン御馴染みのKAMAZ(ロシア製トラックメーカー)のお店に入ったら、えらい剣幕で怒鳴られた。こえー、道端で会うロシアのトラック野郎はみんなやたらと優しかったのに…
フラフラ国道方面に走ればオイル屋を発見!
しかしバイク用は見付からず。だが、シェブロン発見!安くて品質もいい!アマリー、モチュールは車用だけしかなかった。
そいえば、別にトラじゃないんだから無理に鉱物油探さなくても…でも空冷だし、一時期滲んでたからいいんじゃないかと購入。その場でさっさと交換した。
あとはタイヤ。これも道端でやっても良いんだけど、やってる最中ひったくりに合ってもやだからやはりバイク屋探し。
ねえな、ねえやと彷徨うと、一台スズキのバイク!
男「おぉ〜い!なんとかかんとか!(ロシア語わかんねえ)」
僕「やあどうも!所でバイク屋しらんか?」
男「知ってる知ってる!一つ目右行ったらも一つ右だ!」
礼を述べてお別れ。よっしゃ!
…またも閉店。
今日はなんだ、メイデイか?
もー、いい。ノボシビルスクなんて知らない。
タイヤは次の街まで持たせよう。頑張れ!
僕は次の街オムスクへ。この日は陽気な陽射し。
気持ちよく走っていても、幾度か街にぶつかるせいでペースは上がらず。
しかし、僕は西へ西へと移動しているから、一日が25時間ぐらい。午後はいつも太陽の方向へ。
途中、大陸横断ライダーとすれ違う。お互い、雪降る前に抜けなきゃだから急ぎ足だよね。手を降って挨拶。
バイカル湖手前でもよく見た。ルートこそ違うが、同じ境界線を行く者達だ。
お互い達者でという意味で手を振って別れる。
この挨拶は、日本だと特に北海道ではそうなんだが、シビれるんだよなぁ〜
ほど無くして野営。この辺りはとても野営地が探しやすかった。
が、就寝時にアリに噛まれまくり。こいつら、いつ入って来やがった?
翌朝、テント撤収して気付く。アリの巣の真上に設営してた事に。しょうがないね〜
この日はなんもなくオムスク到着。またもや宿をさがすべくフラフラ。
途中、ロシア製LADAにのる顔が我修院達也な男が「なんとかかんとかー!(ロシア語)」
わかんねーよ!て日本語で返したら英語で「どっからー?」と。
僕「日本!あんた宿しらん?」
我修院「おーしっとる!着いてこい!」
心強い!が、ノボシビルスクの件もあるからなあ…
すぐみつかる!激安!の割には綺麗!我修院に感謝!明日は丸一日かけてベビーメンテとタイヤ交換しよ!
その日一階のカフェではウェディングパーティーが行なわれていたので、やかましかったが、やはり疲れたのか即寝。
翌朝、リア周りを慎重にバラしていると一人の男。
「ハロー。英語いける?」
彼はアレクセイ。ウェディングパーティーの首謀者。
ア「どっから来た?」
僕「日本!ウラジオストクからここまでバイクで!」
アレクセイは笑いがとまらなかった。
ア「お前、軽く言うけど何キロあんねんな」
僕「大体7000kmぐらいか?」
ア「腹減っとる?昨日の残りやが食うてけ!」
ホイホイ朝飯ご馳走になった。まぁ、朝だけど何故かウォトカを呑まされまくったが…
アレクセイ一派。おれひでぇツラ。
ケーキがとてつもなく大味。コーヒー無しじゃ食えぬ…
人生2.5度目だがなんとかなったタイヤ交換。
アレクセイより、アレクセイの彼女、サーシャがとても流暢な英語を話す。あまり流暢すぎるとおれもキツイ。が、まだわかる範囲。
アレクセイは拙い英語で色々話してくれる。こういう英語のがわかりやすくていい。
彼等は昨夜から起きぱなしだったので、少ししんどそう。連絡先を交換した後、帰って行った。
その日は一日バイクを労わり、僕も早めに休んだ。大陸横断には、こんなゆっくりホリデーは大事。
オムスクはあまり大きな街じゃないからつまらないと彼等は話すが、僕はこれぐらいのが好き。
何故なら、大きい街ほど人と密接に出会わないし、何より見渡せないからだ
。
オムスク近郊。この街は好き。
これからまた、大変な試練の日々が続くとその時の僕は知らない。
最近はロシア語を少し理解してきました。
もちろん、話せないけどね。
今の所、こてこてのラーメンを夜中にずぞぞっ、てしたい欲望以外は日本が恋しくありません。
おかげで10キロ近く痩せましたね。
さて旅の続きを。僕の安否確認の意を込めても更新の義務はあります。
クラスノヤルスクの看板が見えた頃、たて続けのキャンプから血走っていた。
「お湯が出るシャワー、ちょっと酒、安眠」
情けない、全く持って、今考えても情けない。
んなもん、無くたって生きていけるには違いない。
たった2日、しんどいキャンプが続いただけでこれじゃ、まだまだ情けないギリギリ昭和世代を代表してますね。
話は少し逸れるけど、興味深い話を最近聞きまして。
「旧ソビエト世代とロシア世代、昭和全盛世代と平成世代は同じようなものだ。」
極論から言うとロシア世代になるとあまり酒は呑まないそうです。僕らが思う「ロシア人、ウォトカ、しょっちゅう酔っ払い」、これは「日本にサムライまだおるんけ?」みたいなもんだとか。
そんで仕事は卒無く。ただ、心の裏側までは簡単にさらけ出さないとか。
「近頃の若いもんは〜…やるじゃねえか…」な感じ?
でも、なんだかな〜。仕事を卒無く(結局僕はうまく出来なかったから、今こんなに楽しいんだけど)、は、迷惑かかんないから良いかもしれないけど、良い人ぶって手の内見せないのはやはり悪だよね。それでも「はいわかりました」と言えなかった僕は仕事の出来ない人間でしょうが、今更道間違ってない。血尿でても病院行かせてくれないぐらいなら。なんてね。
出世したとたん冷たくなった人。都合よく扱う為に餌付けする人。まぁ、こんな人達、このアホにすら手の内読まれてますよっ、て。
一緒に仕事をするという事で、いつからクリーンな人間関係が築けなくなったんでしょうか。そう考えてしまうのは僕が屈折したからか?
こんな事言うからつかえないとか、生意気、とか言われたんだろうけど、今は知ったこっちゃねえよ。
おっと、話が逸れた。
ここはこんな批判を載せる場所なんかじゃないよね。僕は人並みに陰険なんで悪しからず。
並ぐらいのホテルにインしてオートバイの隠し場所を指定してもらい、近くのマーケットへ行こうとする。
晩御飯と次のキャンプのために、食料を買い出す、予定がチェックインして横になったら朝まで眠った。
連日の苦行で汚いのは僕だけじゃない
翌朝7時、暗いけど発艦(なりさん、これ好きなんで使わせてもろて良いですか?(笑))
パッキングは日に日に早く、慣れればどって事ない。
ロシアは大きな市街地に入れば暖かいのですが、またもや幹線道路に入ると気温が一気に下がる。
ツンドラのホリゾンタルから緑地、昔地理で習ったやうなコルホーズやらソフホーズやらを見ながら。
ロシアではお米も作るそうだが、田園など西の地区まで走っても見当たらない。ま、良いけど。
日差しも気持ちよく、またもやキャンプ。野営地も探しやすくなってきた。
大きな転倒すらしてないけど、野営地探しはいつも命懸け。明日に繋がると思うと真剣。
この日は良い場所が見つかり、久々に凍えず朝まで快眠。
日の出前に撤収してあと400km、ノボシビルスクへ。
走れど走れど吸い込まれるような直線。ノボシビルスクはロシアでも三番目に大きい都市だと「地球の彷徨いかた」に書いていた。
ほど無くして到着。
街中にも大きな幹線道路。なんだか、首都高というよりは新御堂のやうな。
「地球の彷徨いかた」に書いていた安宿を探す。が、見つからない。走れど走れど大きな街に吸い込まれて行く。
少しでも良い、英語が通じそうな人に声をかける。
が、この人英語わからず。しかし、親切な事に英語の通じる同僚を呼んでくれた!
同僚「なになに?ここへ行きたいのか?」
僕「そう、そうなんです!」
同「じゃあ、おれについてこい!」
やったー!やったやった!
…と思ったのもつかの間。
ここ、なんもないやん!
同「自分、どっから来たんや!?」
僕「JAPAN!」
彼はおぉー!といい握手!
別れ際に「がんばれよー!」
が、ここ、違うって(笑)
がんばれよー!は、「おれわからんから自分で探してやー!」な意味?
ぬぬ…わかった。ここまで来たらロシアも半分。なんとかしたるわい!
そこから走る事五分、宿のマークを発見。
ウホッ!Wi-Fi書いてるやないか!
すんなり泊めてくれるし、Twitterで知り合ったイマイさんがわざわざ送って下さった地図に入っていた割引券のホテル
(たまたまだけど、ぼくはついてる!)だったし、
バイクは倉庫に鍵付きだし、フロントは英語が通じる人も居るし、何よりすんなり泊めてくれるし、最高じゃないか!やったね!
しかし、Wi-Fi使えず。なんだか調子があまりよ無くないんだとか。そこそこ綺麗だし、何よりすんなり泊めてくれるから(こればかりはね…)いいんじゃねえかと割り切り、またもや直ぐ就寝。
翌朝、日の出ぐらいに目覚め。
さっさと撤収。オイルとバイク屋探し。
この日でバイクは6200km走っていた。オイルはちゃんと替えなきゃ。なんせ、ちょっとシリンダーを拡張してるだとか。
フラフラ走るが見付からず。まぁ、休むかと中心の広場。
路上Wi-Fiで安否の確認終えた頃、ランドローバーに乗る男が声をかけてきた。
「おぉ〜イポニなんとか!」
と言いながら握手。
でも何言ってるかわかんねえ!
ついでだから聞いたれ!
僕「お兄さんこの辺のバイク屋しっとるか?」
兄「おぉ?んん?ちょっとまて、電話で友達に聞いてみるわ」
……
しばらくして、この兄貴の同僚の男!
同「オレちょっとだけ英語話せるよ!どこ行きたいん?」
僕「バイクは行きたいねん。しらん?」
兄「あぁん?いま電話で友達に聞いてる所やがな!!(憶測」
しばらくして兄貴が電話を切って同僚に話す。
同「ここもどって700m!近くにあるよ!」
僕「おぉ〜!どうもありがとう!センキューベリーマッチ!スパシーバ!」
彼等は仲良く去って行った。
「同僚」は英語が話せるらしい。ここは都会。良い確率だ。
そしてエンジンに火を入れ出発。
…閉まってる!
時間は昼の11時。バカな!
仕方ないから他を当たろうと彷徨う。
ABTO(アルファベットだとAUTO)の文字が書いてる場所にて聞き込み。
がっ…ダメっ…。まず言葉も通じる気配がない。
一件間違えてパリダカファン御馴染みのKAMAZ(ロシア製トラックメーカー)のお店に入ったら、えらい剣幕で怒鳴られた。こえー、道端で会うロシアのトラック野郎はみんなやたらと優しかったのに…
フラフラ国道方面に走ればオイル屋を発見!
しかしバイク用は見付からず。だが、シェブロン発見!安くて品質もいい!アマリー、モチュールは車用だけしかなかった。
そいえば、別にトラじゃないんだから無理に鉱物油探さなくても…でも空冷だし、一時期滲んでたからいいんじゃないかと購入。その場でさっさと交換した。
あとはタイヤ。これも道端でやっても良いんだけど、やってる最中ひったくりに合ってもやだからやはりバイク屋探し。
ねえな、ねえやと彷徨うと、一台スズキのバイク!
男「おぉ〜い!なんとかかんとか!(ロシア語わかんねえ)」
僕「やあどうも!所でバイク屋しらんか?」
男「知ってる知ってる!一つ目右行ったらも一つ右だ!」
礼を述べてお別れ。よっしゃ!
…またも閉店。
今日はなんだ、メイデイか?
もー、いい。ノボシビルスクなんて知らない。
タイヤは次の街まで持たせよう。頑張れ!
僕は次の街オムスクへ。この日は陽気な陽射し。
気持ちよく走っていても、幾度か街にぶつかるせいでペースは上がらず。
しかし、僕は西へ西へと移動しているから、一日が25時間ぐらい。午後はいつも太陽の方向へ。
途中、大陸横断ライダーとすれ違う。お互い、雪降る前に抜けなきゃだから急ぎ足だよね。手を降って挨拶。
バイカル湖手前でもよく見た。ルートこそ違うが、同じ境界線を行く者達だ。
お互い達者でという意味で手を振って別れる。
この挨拶は、日本だと特に北海道ではそうなんだが、シビれるんだよなぁ〜
ほど無くして野営。この辺りはとても野営地が探しやすかった。
が、就寝時にアリに噛まれまくり。こいつら、いつ入って来やがった?
翌朝、テント撤収して気付く。アリの巣の真上に設営してた事に。しょうがないね〜
この日はなんもなくオムスク到着。またもや宿をさがすべくフラフラ。
途中、ロシア製LADAにのる顔が我修院達也な男が「なんとかかんとかー!(ロシア語)」
わかんねーよ!て日本語で返したら英語で「どっからー?」と。
僕「日本!あんた宿しらん?」
我修院「おーしっとる!着いてこい!」
心強い!が、ノボシビルスクの件もあるからなあ…
すぐみつかる!激安!の割には綺麗!我修院に感謝!明日は丸一日かけてベビーメンテとタイヤ交換しよ!
その日一階のカフェではウェディングパーティーが行なわれていたので、やかましかったが、やはり疲れたのか即寝。
翌朝、リア周りを慎重にバラしていると一人の男。
「ハロー。英語いける?」
彼はアレクセイ。ウェディングパーティーの首謀者。
ア「どっから来た?」
僕「日本!ウラジオストクからここまでバイクで!」
アレクセイは笑いがとまらなかった。
ア「お前、軽く言うけど何キロあんねんな」
僕「大体7000kmぐらいか?」
ア「腹減っとる?昨日の残りやが食うてけ!」
ホイホイ朝飯ご馳走になった。まぁ、朝だけど何故かウォトカを呑まされまくったが…
アレクセイ一派。おれひでぇツラ。
ケーキがとてつもなく大味。コーヒー無しじゃ食えぬ…
人生2.5度目だがなんとかなったタイヤ交換。
アレクセイより、アレクセイの彼女、サーシャがとても流暢な英語を話す。あまり流暢すぎるとおれもキツイ。が、まだわかる範囲。
アレクセイは拙い英語で色々話してくれる。こういう英語のがわかりやすくていい。
彼等は昨夜から起きぱなしだったので、少ししんどそう。連絡先を交換した後、帰って行った。
その日は一日バイクを労わり、僕も早めに休んだ。大陸横断には、こんなゆっくりホリデーは大事。
オムスクはあまり大きな街じゃないからつまらないと彼等は話すが、僕はこれぐらいのが好き。
何故なら、大きい街ほど人と密接に出会わないし、何より見渡せないからだ
。
オムスク近郊。この街は好き。
これからまた、大変な試練の日々が続くとその時の僕は知らない。
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COMMENT
- 更新待っていた
-
更新久しぶり
正直ホットした
旅程もスピードアップしてきましたね。
出会いもそれだけ浅いものになるのは残念だけどやむを得ないね。
ウオトカ+酔っ払い=ロシア人
という雰囲気は昔話で、今は近代ロシアに変貌しているとのこと。
ウオトカ+酔っ払い+悪=ロシア人
というのが爺の時代のロシア観で育ったものだから、
爺も認識を新たにしなければなりませんね。
連日のキャンプ
放浪の旅人を超えて、サバイバルの15君から
飢えたアムール虎のような気迫が伝わって来る。
至る所にバイク愛好家が居て親切にしくれるね。
一期一会を大切に
相棒バイクを大切にね
次はウラル越えだね、向うにヨーロッパが待っている、良い日和を祈る。
安全な旅を祈る。
niigata jii ba
- 無題
-
はじめまして
自分もME06乗りっす
しらべもの 検索 → 親父さんのブログ
で、おぉ~~~!!!!!!! ってな感じ。
自分は住居神奈川で 下道 大間~函館 北海道ツーしかロングは経験ないですが、、、
少なからず 共感持って 読ませて頂いています。
かなり羨ましい旅ですが、
どうぞ お気を付けて下さい。
バイク&主さん の日本への無事帰還を祈って、
これからも読ませて頂きます☆
では がんばって!
- 無題
-
すんません、サボりにサボってます。疲れました。
今日こそ続きを書きますぜ。
村木君
北海道も冷えて来たんじゃね?
札幌ラーメンくいてえ。
じじばばさま
コメントありがとうございます。
もうウクライナで休息したんで気迫は少し薄れたかも。帰って持ち帰れるロシアは見つかりました。
あぁ、ウラル山脈はめちゃめちゃ大変でした。近々書きます。
かあるさん
今日は。今度父とキャンプ行かれる際は混ぜてくださいな。
友人の師匠(だったかな)も、かあるさん呼ばれて居た気がするので同一人物だと思いました。
ngays_rider様
コメントありがとうございます。
えー僕は真面目にオフロードを走るのは約三回目で突撃しました(笑)
そうですか、今年僕も会社辞めたてで北海道にメインで所有してるトライアンフで突撃しましたかま、オーバーヒートにビビるのと渋滞で疲れ果てて、結局盛岡から高速のるぐらいヘタレなんですよ(笑)
日本、というか関東はちょっと信号と渋滞が大すぎですよね。
あっ、関東近辺で楽しい林道ルートなんかありましたら、よかったら教えてくださいませんか?
smkさん
コメントどうもありがとう。
つか、誰から聞いたのかな。
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プロフィール
HN:
Minohara
性別:
男性
職業:
ワールドルンペン
趣味:
music & motorcycle
自己紹介:
このたびの災害により、被災または避難された皆様におかれましては、心からお見舞い申し上げます。
1986年生まれ
三年半勤めた建築写真事務所を退社後、
2011年8月27日よりオートバイで大陸に乗り込む。
1986年生まれ
三年半勤めた建築写真事務所を退社後、
2011年8月27日よりオートバイで大陸に乗り込む。
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